振袖の柄には意味があるの? 〜桜・菊・牡丹・松竹梅〜
いつもありがとうございます。
樋口屋の四代目社長 樋口寛司です。
ゴールデンウィークも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はお陰様で風邪もひくことなく元気にお店にでております!
さて、今回は振袖の柄に関するお話をしたいと思います。
このテーマにしたきっかけは、
最近、「この振袖の柄ってどんな意味があるのですか?」と聞かれることが多くなり、
今まで以上に振袖にこだわるお嬢様が増えてきたなぁと実感したからです。
パッと見た色の印象だけで選ぶのではなく、
しっかり柄の意味まで考えて選ばれる姿が印象的で、
振袖選びをお手伝いさせていただく私としては大変うれしい出来事でした。
もちろん、色の印象で選ぶことも大切ですが、
振袖にはさまざまな柄が描かれ、そこにはたくさんの思いが込められています。
今回のブログでは振袖の柄の意味が気になっている皆様へ向けて、
第一弾 植物編!として解説していきたいと思います。
振袖選びに少しでも役立てていただけると何よりです。
振袖に用いられる柄の意味 〜植物編〜
桜
日本を象徴する花「桜」。
毎年美しく咲き誇る姿から「華やかさ」や「繁栄」を意味します。
また、春に芽吹くことから物事のはじまりという意味も持ち、
大人の仲間入りを果たす成人式にぴったりな柄です。
豆知識ですが、100円玉の絵柄として、
各種お札のデザイン・ホログラムにも用いられているんですよ!
お時間がある時にぜひ見てみてくださいね(笑)
菊
皇室の御紋にも使われている大変高貴な花。
古くから菊は「邪気を払う縁起の良い花」とされており、無病息災・長寿のシンボルです。
ぷっくり丸い形が可愛らしい万寿菊、
華やかに大胆な柄として描かれることの多い乱菊(らんぎく)など、
表現の幅が広いのも菊ならでは。
牡丹
美しい大輪の花を咲かせる牡丹は「百花の王」と呼ばれ、古くから着物の柄として用いられてきました。
振袖でも大胆に大きく描かれることが多く、
「振袖はカッコよく着こなしたい!!」という方にオススメな柄です。
咲きはじめは小さな蕾ながら、
後々大きな花を咲かせることから「豪華絢爛」「幸福」「高貴」という意味も持ちます。
松竹梅
皆様もきっと一度は聞いたことのある大変おめでたい柄!
松は冬でも枯れず葉を絶やさないことから「長寿」を表し、
竹は折れにくく成長が早いことから「生命力」「成長」を意味します。
そして梅は、寒さ厳しい冬の時期に花を咲かせることから、「忍耐」や「清廉潔白」を表します。
縁起の良い3つ植物が組み合わさったおめでたい柄で、
振袖に限らずさまざまなお祝いシーンで用いられます。
梅
また「梅」は、伝統ある柄かつ可愛らしいフォルムですので、
単独でも古典物からモダンまでさまざまな振袖に用いられています。
振袖に描かれる植物たちは、
単に美しいから描かれているというわけではなく、
大人の仲間入りを果たすお嬢様を祝福するデザインとして用いられています。
また、一つの植物だけではなく組み合わせて描かれることも多いです。
定番の赤×植物柄
定番の赤色に松竹梅、菊、牡丹などが配された振袖。
扇面の中に花々が描かれたり、絞りが施された豪華な一枚です。
クラシックな振袖をお探しのお嬢様におすすめです。
人気の緑×植物柄
人気カラーの緑に桜や菊、松や桐などがデザインされた振袖。
同じ桜でもピンク・白・オレンジ・紫などの色を使って表現しており、
可愛い印象だけでなく、どこか大人っぽさを演出してくれる一枚です。
トレンドの青×植物柄
カッコいい振袖をお探しのお嬢様にぴったりな振袖。
雪輪や桜文様の中に植物柄が描かれたユニークな一枚に仕上がっています。
金黒の菊が映え、重厚感を感じます。
清楚な白×植物柄
清潔感があり、優しい雰囲気の振袖を着こなしたいお嬢様にぴったりな一枚。
地色が白のため、生き生きと描かれた松竹梅が目を引きます。
まとめ
以上、定番の植物柄を解説してまいりました。
柄の意味まで分かると今まで以上に振袖選びが楽しくなるのではないでしょうか。
他にもこの柄の意味を聞いてみたい!!という方は、
お気軽に樋口屋スタッフにお問い合わせくださいね。
また、もっといろいろな振袖を見てみたいという方は、
ぜひこちらをチェックしてみてください!
>>>樋口屋の振袖コレクション
後悔しない振袖選びのコツは、たくさんの振袖を見ておくこと!
気になる振袖がありましたらぜひご予約の上ご来店くださいませ。