振袖の着付けってどんな感じなの?
いつもありがとうございます。
樋口屋の四代目社長 樋口寛司です。
まだ少し暑い日も続いていますが、すっかり秋の風が吹き始めました。
今のうちに冬物の準備をしておきたいと思うこの頃です!
さて、今回のテーマは「振袖の着付け」について。
着付けの流れをご紹介します。
これからはじまる前撮りシーズン!
振袖の着付けはどんな順番なんだろう?と気になっている方も多いですよね。
事前に知っておけば心の準備もできますので、
ぜひ前撮り前にご一読いただけるとうれしいです。
前撮り撮影当日は、ボタンタイプの前開きシャツか、
ネックラインが大きくあいているお洋服でお越しください!
当日は、着付けの前にヘアメイクから行います。
ヘアメイク後にお洋服から振袖にお着替えをしますので、
襟周りに余裕がないお洋服ですと、お洋服を脱ぐ際にヘアメイクが崩れてしまう可能性があります。
ですので、ボタンタイプのシャツか襟ぐりが大きく開いている
お洋服でお越しいただくようお願いいたします。
直前に持っていない!!と焦らないように今のうちに用意しておくと安心です。
振袖、着付けの流れ
ヘアメイクが終わったら着付けが始まります。
ざっくりとした流れとしては、
足袋を履く
↓
肌着(襦袢類)を着る
↓
着物を着る
↓
帯を結ぶ
という工程です。
基本的には全て着付け師さんが行いますので、
完璧に流れを覚えておく必要はありませんが、
なんとなく分かっておくと大体の流れが掴めて心の余裕が生まれると思います。
一つひとつご説明いたします。
足袋を履く
洋服の時とは違って、お着替え後に履くのが難しいので最初に履きます。
肌襦袢を着る、補正をする、長襦袢を着る
お洋服からのお着替えが始まります。
まずは、肌襦袢・裾除けという肌着から着付けスタート。
このときに大切なポイントが一点!
樋口屋の女性スタッフからのアドバイスを下記に記載します。
普段つけているワイヤーあり、カップタイプのブラジャーですと、
振袖の場合、胸の部分が強調されて見えてしまったり、
着付けの締め付けで苦しくなってしまうことがあるそうです。
着物は胸がなだらか、すっきり見えるように着付けると美しい着姿になります。
ですので、外しても大丈夫というお嬢様はブラを外した上での着付けをさせていただきます。
(肌襦袢、補正、長襦袢、振袖と何枚も重ねますので、透けることはありませんのでご安心ください)
ちょっと心配だな……というお嬢様は、
和装ブラ、準備が難しい場合はスポブラなどのノンワイヤーブラ、
シームレスブラを着けてきていただけると良いでしょう。
また、補正もこのときに行います。
着物の場合は「寸胴のような体型」にすると
シワもなく美しい着姿になると言われています。
また、そのようにしておくと着崩れもしにくく、撮影中も快適に過ごせますので、なるべく体の凸凹が少なくなるように、補正をさせていただきます。
続いて長襦袢。
長襦袢とは、肌襦袢と振袖の間に着る肌着、
洋服でいうと、インナーのようなイメージです。
ここまでくると「大分着物っぽいシルエットになってきた!」と感じられるかと思います。
振袖を着る
いよいよ振袖を着ます!
思いを込めて選んだ振袖をまとうと喜びもひとしお。
着付け完了までもう一歩です。
帯を結ぶ
いよいよ最終工程、帯結びです。
ギュッと締められる時は、息を吸ってお腹を膨らませておくと良いでしょう。
そうすることで帯と体の間に少し隙間ができ、苦しくなりません。
もちろん、ゆるくなるなんてこともありませんから、安心してくださいね。
このときに、「苦しいかも……」と思われたら遠慮なく着付けスタッフにお声かけください。調整させていただきます。
帯が結び終わったら帯揚げ、帯締と帯周りの小物を調整して着付け完了です!
まとめ
以上、ここまで着付けの流れをご説明いたしました。
なんとなくイメージが湧いてきましたでしょうか?
前撮り撮影当日に必要な持ち物などは、
樋口屋から別途ご案内をさせていただきますのでご安心ください。
事前に心配な点がありましたら、些細なことでも遠慮なくご連絡くださいませ。