
振袖選びをいつにするかで変わる、その後のスケジュール@埼玉県鴻巣市「着物振袖の樋口屋」
いつもありがとうございます。
埼玉県鴻巣市の着物専門店「樋口屋」四代目社長 樋口寛司です。
開花の遅れた桜を堪能し、爽やかな新緑の季節がやってきました。
気候条件の良いこの季節は、絶好の振袖選びの季節でもあります。
真冬の成人式で着用する振袖ですが、実は着用する振袖を決める時期によってさまざまなメリット、デメリットがあります。
今回は振袖を決めた後のスケジュールについてご紹介したいと思います。
埼玉県鴻巣市の着物専門店「樋口屋」が「振袖選びのその後のスケジュール」について、お伝えしましょう。
振袖はいつ選ぶのがいいの?
多くのお嬢様が二十歳を迎える成人式で着用する振袖ですが、振袖選びの時期は以前に比べて早まってきています。
現在は17〜18歳となる高校3年生で振袖選びをされる方が増えています。
二十歳までまだ2年以上もあるのに早すぎないかと思われるかもしれませんが、早めに決める理由の一つには着付けやヘアメイクの予約の問題が挙げられます。
式典の日は自治体ごとに決まっており、当日は多くの地域が一斉に式典となるため、着付けやヘアメイクの予約は早い者勝ちとなるからです。
他にも早めに振袖選びをすると、前撮りのスケジュールが取りやすかったり、希望の色柄が選びやすいなどのメリットもあります。
また、振袖を決める時期の違いによってその後のスケジュールにも違いが出てきます。
皆さんがいつごろ振袖を決めているのか、決めた時期によってその後のスケジュールがどうなるのか、実際のケースでご紹介してみましょう。
高校3年生で振袖選びをしたK美さん
高校3年生を迎えて間もない頃のゴールデンウィークに振袖選びをしたお友達を見て、自分も早めに振袖を選びたくなったというK美さん。
お友達が振袖を決めた事で興味を持つお嬢様は多いものです。
ご家族も同様に振袖選びを検討されるようになります。
3年生の前半で決められた場合、卒業後の新しい環境での生活や学業などもゆとりある気持ちで迎えることができたそうです。
大学2年生のゴールデンウィークにはご家族の方々との予定を合わせて前撮りをしたとのこと。
前撮りをしたことで振袖を着るコツも掴み、成人式当日のヘアメイクなどはまた違ったプランを考えるという楽しみが増えたといいます。
短大進学前に振袖選びをしたM子さん
ネットの情報などから振袖選びは早い方が良いと知っていたM子さんですが、高校生の間は学業や部活に忙しく振袖を選ぶ時間が取れなかったそうです。
高校卒業後には県外の短大に進学する予定になっていたので、その前には選ぼうと決めていたとのことです。
短大に進学し、2年生のゴールデンウィークに前撮りを決行されました。
短大生の場合、成人式の後はすぐに卒業式になるので、袴のレンタルについても、早めに決めてたくさんの中から好きな色を選びたいと考えられていたとのことです。
大学1年時に振袖選びをしたK代さん
大学1年の夏休みになってそろそろ振袖を決めなくてはと思っていたところ、お母様の職場の方から振袖選びが思っていたより早いことを聞かれたそう。
そんなに早くから選ぶものだと思っていなかった!とすっかり慌ててしまったそうです。
18〜19歳である大学1年で振袖を選んだとしても、成人式まではまだゆっくり時間があるという感じがしますよね。
1年生の夏休みに振袖を決め、翌年のゴールデンウィークには帰省して前撮りをしたりと計画的に進めることができます。
高校生のうちに決めておくのに比べれば駆け足なところはありますが、ポイントを押さえておけば式典当日をゆとりある気持ちで迎えられます。
大学1年冬休みの振袖選びは予定がずれてしまう事も?
大学1年の夏休みごろには振袖を選んでおこうかなと漠然と考えていたけれど、旅行や留学計画で忙しくしているうちに夏休みが終わり、冬休みに改めて振袖選びを開始したS奈さん。
希望する柄の振袖が見つからず、前撮りの予約も取りにくくなってしまってスケジュールが大幅にずれ込んでしまいました。
ご自身がイメージしている雰囲気や色柄がある場合は、早めに振袖選びを開始すると豊富な選択肢から選ぶことができ、その後のスケジュールにもゆとりが生まれます。
成人式まではまだまだ時間があると思っていても、前撮りや当日のお支度の予約のことを考えると、意外と日程は早くきてしまうもの。
振袖選びは早すぎるかな?と思ってもそれでちょうど良いと思っておいた方が、ゆとりを持って本番を迎えることができるものです。